

日本の経済は、バブル崩壊後の長いトンネルを経て、今や活況を呈すると言える程までに回復しました。
この間、大企業を中心に不良債権処理・経営再建・リストラクチュアリング (企業再構築) などが進み、また
中小企業でも、経営改革・経営革新などの取り組みが浸透してきました。このように、多くの企業が自ら生ま
れ変わりを図り、そして苦境を乗り越え、業績の回復・再成長に向けて着実に歩を進めてきたのです。
しかしその一方で、景気拡大の流れに乗れないまま再浮上できずにいる企業や、未だ低迷の続く業界にあっ
て、同業他社ともども業績悪化に喘ぐ企業など、不振に苦しむ企業も数多く残されています。
その結果、特に業績面での業界間格差・企業間格差が、以前にも増してより一層明確になりつつあります。

これらの不振企業の多くは、不良債権などのバブルのツケや、不況による影響を受けたというだけではなく、
その後の社会環境や消費者意識の変化などに追随しきれないまま、今日まで至っています。
こうして、再成長に向けて確実に歩を進めてきた企業と、経営不振や業績低迷などの問題を抱える企業との格
差は、大競争時代とも言われる厳しい競争環境の中で、今後ますます広がってゆくことは間違いありません。
特に中小企業の場合には、大企業に比べて資金的・人材的な経営基盤が脆弱であり、根本的な対策も後手に
回りがちだったという事情もあります。
しかし、現状のまま問題を先送りし、何ら有効な手立ても講じなければ、より激化する競争環境の中で市場か
らの撤退を余儀なくされるだけでなく、自ら進んで淘汰への道を歩んでいくことにもなるのです。

以上をもとに、これからの厳しい競争環境を考えると、経営不振や業績低迷などの問題を抱える中小企業に 与えられた選択肢は、仮に現実的でないものまで含めたとしても、大きくは次の4つしかありません。
もちろん言うまでもなく、いずれを選択するのかは、経営者の賢明な判断に委ねられて いるのです。

「景気が今ひとつだから ・・・」、「業界そのものが低調なのだから ・・・」、「他社も同様に不振
なのだから ・・・」 といった消極的な思考。 「いつか良くなるだろう」 といった、危機意識のない無責任
な思考。 「皆で頑張れば何とかなる」 などと、一見強気に見えながら、その実は精神論のみに頼るような
思考。 このような思考が企業内に蔓延し、そのうえ問題を先送りにしていては、これからの厳しい競争環境
を生き抜くことはできません。
また、このような思考で自己暗示的に自身を納得させているとしたならば、それは単なる現実逃避にしか
過ぎず、いずれ競合他社に出し抜かれる根本的原因ともなってしまいます。
自社のみが脱落してから気付いても遅いのです。
一日も早く攻めの姿勢へと転じ、自らの意志で経営不振・業績低迷から脱却しなければならないのです。

社会経済や所属業界がどのような状況であれ、業績を維持・向上させ、必要な利益を確保してゆくことは、
企業としての至上命題です。
そして、常に質的な成長を目指すことこそ、企業本来の姿です。
そのためにも、経営改革を通じて企業を根本から建て直し、再成長の可能性を秘めた新しい企業へと、自ら 生まれ変わってゆかなければならないのです。
既に時間的な余裕は残されていません。
まさに今こそが、その決断を下すべき最後のチャンスなのです。










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C.G.Act.マネジメント・オフィス代表の高木淳です。
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